#Sirtoneケーブル比較 ②
今回は「Sir Tone cable」の「Type-1、Type-2、Type-5」をリハーサルやライブで使用しましたので、直感的なレビューを書きたいと思います。
過去記事はこちら
今回試したのは
・Type-1、2(市販品)
・Type-1のWhiteカラー、Goldカラー
・Type-5「重低音」(現在試作非売品)
(※写真には電源ケーブルも写っていますが電源については後日別記事で)
使用したベースは
・Sadowsky TYO TEPPEI model
・FREEDOM CUSTOM GUITAR RESEARCH RHINO
今でライブで使用していたケーブルは、
ベースからエフェクターボードまで⇒Ex-pro FL SERIES
エフェクターボードからアンプまで⇒EVIDENCE AUDIO Lyric HG
”導入していた理由”
Ex-pro FL SERIESは最近だと取り扱い店舗がかなり増えてきて、ツアー先で壊れたりしても対処がしやすいという点、クセや濁りのないクリアなトーンが魅力で昨年から導入。
EVIDENCE AUDIO Lyric HGはケーブルが硬く、私の環境ではインプットには向かない。
けれど輪郭のはっきりした余裕のある低域、外皮が編込みで丈夫なため踏んでも安心。という理由でボードからのアウトプットに長年使用中。
さて、「Sir Tone cable」のそれぞれの特徴ですが、
●Type-1
かなりの優等生。ローB弦(5弦)から高音域までも音像がしっかりしていて、ベース本体のプリアンプでbassやtrebleをブーストすると帯域の持ち上がり方がとてもスムーズ。聴感上は音量が上ったような感覚になる。「レンジが広い」という言葉よりは「許容範囲にかなり余裕がある」という印象。コード弾きやハーモニクスも伸びが出る。5弦~以上の多弦ベースでも試してみたい。
●Type-2
少しクセのあるパワー系男子的。Type-1のレンジ感そのままに低域~中域が持ち上がったような印象。ベースの3、4弦(A、E弦)にパワー感があるので、5弦ベースよりは4弦ベースでガシガシ刻むロックやメタル系の楽曲等に相性が良いと思う。ジャズベースタイプよりもプレベタイプに合いそう。
●Type-5(重低音)
まだ商品ラインナップには無いケーブル。「重低音」と書かれているだけあって重厚なサウンド。5弦ローBよりもさらにダウンチューニングをしても変わらぬ音像だけど嫌な膨れ方をしない低音。
低音重視のケーブルの多くに「膜」がかかった様なサウンドになるケーブルが多いのですが、このType-5はType-1の「クリアな高域に+重低音域」。ボードからのアウトプットに最適。7弦ギターや多弦ベースにもかなり相性が良いと思います。
どのタイプにも共通することなのですが、
まず感じるのがクリアなトーン、レスポンスの速さ、ピックの材質だったり弦を弾く時に当てる指の深さによって変わる質感の再生力が非常に優れています。
取り回しは少し硬めです。
けど使っているうちに、このサウンドで演奏できるなら。。。
とまったく気にならなくなりますよ^^
●エフェクターボードが必要なライブではインプットにType-1のWhite。アウトプットにType-5を使用しました。
長年自分の音を聴いてくれているPAスタッフさんからも好評で、ボリュームを上げるだけで混ざりが良いのでとても楽だったそうです。ケーブルを変えて起こる変化に合わせてエフェクター等の設定も変わったので、それがうまく作用したのだと思います。
レビューは以上です。
関東では試奏出来る取り扱い店舗がまだありませんが、近々横浜にあるGeek in Boxさんで取り扱いが始まるみたいです^^
沢山の人に弾いてみてほしいケーブルなので、取り扱いが開始されてからの盛り上がりが楽しみです。
今回、自分の機材に大きな変化をもたらしてくれたSir tone cable。
まだまだケーブルを試し始めてから日が浅いので日々の研究がとても楽しい。
ケーブルは日々使っていくことで少しずつ劣化していく消耗品。
今まで使っていたケーブルも劣化はあるので、新品との比較はなかなか酷な点もあるのかなと、、、思うところもあります。
今まで使っていたケーブルも其々に良い特徴はあるので、
ライブやレコーディングで使い分けていこうと思います^^
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★今後のライブ予定★
●2018年10月21日(日 )
『KAWASAKI STREET MUSIC BATTLE! 2018~2nd Stage』
カナコレBAND/@新横浜ベルズ
●2018年11月11日(日)
『「シンデレラシンドローム」「BRAVE SWORD」リリース記念ワンマンライブツアー』
ナナカラットサポートライブ/@札幌COLONY